会社案内

ごあいさつ

原長グループは明治維新後の日本の主な産業である繊維産業に対し、冬には雪に閉ざされる新潟の地で、明治17年に染料・工業薬品の卸をなりわいとする「原山長平商店」を出発点とし、新潟県内の染色工場に天然染料・薬品の供給、さらには合成染料での染色加工技術サービスに努め、国産のみならず早くから輸入染料も手がけて参りました。
戦後、当時天然素材が主流であった断熱材・精密部品の梱包資材・家庭電化製品の緩衝材等を、新素材である発泡スチロールにいち早く着目し、用途開発・工業化を図りました。その後需要の増加に伴い 「原山化成工業株式会社」を分離独立。
また、「必要な時、必要な所へ、必要なだけ納入してほしい」というニーズに迅速に応えるため、小千谷・能生へと工場を展開し、さらには発泡ポリスチレンシート成形(PSP)を手始めにPVC・HIPS・A-PET等のシート成形を手がける「原長株式会社」を分社し、化学産業の発展と共に、新潟の地で幅広いお客様のニーズに速やかに応える企業を目指しております。
また環境問題を考慮し、Reduce・Reuse・Recycleの3Rをキーワードに、経済・環境が両立した循環型社会構築にも貢献しております。
今後も化学産業の一翼を担う原長グループをお引き立て下さいます様、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長
原山 義史

ごあいさつ

私は新潟県見附市にて、原山家の長男として生まれました。
幼いころから、両親が朝早くから夜遅くまで働いているのが当たり前の環境で育ち、従業員の皆様が工場内で勤務される姿を見て育ちました。
新潟県は、夏は暑く冬は豪雪となる国内でも非常に厳しい自然環境にあります。
発泡スチロール製造工場は、機械成形の熱により夏は非常に暑く、冬はその可燃性から火気厳禁のため寒い中での作業となります。
そのような中で日々作業される皆様の姿に、社会の厳しさと自身の自立の必要性を常に感じておりました。
発泡スチロールは社会において、緩衝材であったり容器であったりと、主役にはなりえません。
しかし、大切な商品を運ぶ際に使われたり、食品では鮮度を保つ用途となり、建築物では見えない断熱材として使われるなど、幅広い用途で使われております。主役ではありませんが、決してなくならない、なくてはならないものです。
目立ちはしませんが、いえむしろ目立たないからこそ、生活に必要な部材として溶け込んでいるのだと感じております。
厳しい自然環境の新潟県において、忍耐強く歴史を積み上げて参りました原長グループの先人に恥じぬよう、これからも精進して参ります。

取締役
原山 長之